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2006





12/13 ならぶかたち正面性
若松、クロトン、金風車

12月の研究会花です。
花留めは、大角(四角い剣山)を3個。均等に横並びではNGです。縦横、間隔とも少し変化をつけるために、「へ」の字型に、ジグザグに置きます。
若松は、シャキッとすがすがしく気品があります。その直線的な美しさを生かすように、すっきりといけました。
副枝は主枝よりも少し短くカットしますが、根元は葉をそいで幹を見せます。脇枝は、あとから添えてもよし、です。
客枝には金風車をあしらいますが、金風車だけで不等辺三角形(小原流いけばなでは頻出のキーワード!)を作るように、長さ、角度に気を配ります。
難しいのは、クロトンだ!特に決まりはありませんが、わたしはペタッと平面的に見えないように、斜めに3枚が違う方向を向くようにいけました。

ポイントは、上から見たときに楕円形の中におさまるようにいけることと、空間もまた美しくみせること、です。
「ならぶかたち」は、最初は入門して1年目の本科でお稽古するかたちですが、なめてかかってはいけないと自分に言い聞かせて研究会に臨みます!

あ〜、松やにで手がベトベト。。。。





12/27 写景盛花様式本位 近景描写 
万年青、水仙、立日蔭

午後7時ちょっと前に会社を出て、新宿のお稽古場まで走ります!
今日は、お正月花をいける日。
万年青、水仙、立日蔭・・・どの花材も、時間のかかるものばかり。さて、何時までかかるでしょう。

お稽古場に着くと、お稽古仲間の皆さんが、華やかなお正月花を楽しげにいけはじめています。
小原流東京支部御用達のお花屋「花茂」さんが東京支部の先生とお決めになったお正月花(このページから全組み合わせを見ることができます)の中から私の選んだ花の組み合わせはたぶんかなり地味。
でもなぜこの組み合わせにしたか・・・11月の水仙のお稽古をお休みしてしまい、「1年に1回は水仙の葉組みをやらなくちゃ」という理由からです。
小原流いけばなで、水仙の葉組みはとても大切で、「手が覚える」まで経験を積むことを先生から何度も言われているのです。

万年青をいけるのは実は初めて。上級になると、研究会などでいける機会が多くあるそうです。
万年青は、文字通り1年中青々とした葉と、赤い実がある百合科の花材で、引越しのときに新居に飾ると縁起がいいと言われているそうですよ。
この様式は、小原流の「様式全集」にのっていますが、なぜか逆勝手。なんでだ?
長さをすべて変えてカットした葉8枚を決められたようにいけて、実を入れます。
葉組みのしかたも「様式全集」に記載されています。
先生がお忙しそうなので、ポイントだけお聞きして、あとは「様式全集」とにらめっこしながら葉を七宝に入れていきますが、新しい葉を入れると前に入れた葉がポテっと倒れていってしまいます。
悪戦苦闘。
赤い実は、短めの足をたしてテープを巻きました。

水仙は、根元を揉んで白い「はかま」から花と葉をはずし、葉をしごいて形づくってからカットして組みなおしてまた「はかま」をはかせるという、作業をしてからいけます。
これは、前回のノートを復習しておいたので(電車の中でちょこっと読んで思い出していただけですが)、わりとスムーズにできました。

立日陰は、2把ありましたが、すべて葉をもいで、適量をくるくるっとまるめてワイヤーで縛っておきます。
これをいくつも作る・・・この作業がとにかく時間がかかる!黙々と内職状態。
これをやっているうちに、何人もいたほかのお弟子さんたちが「良いお年を〜!」とひとり減りふたり減り・・・
私一人に(・o・;)
とうとう先生と二人きり。
立日陰は、夏は水を多く見せ、冬は水が見えないように敷き詰めます。
すべていけ終わって11時(23時!)。
お掃除をして11時20分。
先生、遅くまでありがとうございました。。。。。最後の最後までお世話かけます。。。。。。



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