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2006





8/30 ひらくかたち正面性
ゴッドセフィアーナ(グリーン)、向日葵(チョコ色)、スプレーカーネーション(クリーム)
主枝は、ゴッドセフィアーナです。
いちばん葉先が美しく、太いものを主枝に選び、主枝側にゴッドもう一本を添え、副枝に一本。
ポイントは、主枝側太いの一本、逆側に細いの2本ではない、ということ。
見せ場は客枝の向日葵。
大人っぽいチョコレートカラーの向日葵をどう見せるかです。
少しうつむいた色っぽいうなじを見せるように若干後ろ向きに立たせて少し前傾させました。
次に、開いた向日葵を大きく前傾させて低く挿します。左右にずらさずど真ん中!です。
真ん中に置くことで「ひらくかたち」が強調されるからです。
そして2本の向日葵のあいだに低く向日葵一本。
中間枝のスプレーカーネーションは、下に美しく垂れるものと、上を向くものを混在させてバランスをとります。
若々しいゴッドとカーネーションの中にシブい向日葵が効いてるでしょ。
珍しいチョコレート色の向日葵をアップで撮っておきましょう。






8/2 瓶花直立型
素馨(そけい)(枝)、ゴッドセフィアーナ(葉)、カラー(白)
白〜淡いグリーン〜濃いグリーンのグラデーションが美しい作品です。
瓶花直立型をいけるのがあまりにも久しぶりなので主枝の留め方すら忘れていて、恥ずかしながら「先生、主枝ってどうやって留めるんでしたっけ」などときいてしまった始末。
しばらくいけていないかたちはこのようにすぐに忘れてしまい、自己嫌悪におちいります。
主枝は、たて割り留めで、花器の口の左手前からカーブを見せるように(つっ立たないように)いけます。
ゆっくりならためられます。
客枝はカラーです。
カラーは、指でしごくように先生いわく「なまめかしく」茎を美しくためます。
「ナマメカシイ」などという言葉、最近まったく縁がなく久しぶりに聞いてちょっと照れてしまいました。
ゴッドは、高いカラーと出会うように高く1本、口元に1本、主枝の上に短く1本と、3本で不等辺三角形を作ります。
最後に素馨の新芽の部分を左後ろと、カラーとカラーの間にいれます(高さが同じにならないように)。
お花をいけるときには、横、たて、高さ、すべて並ばないように高低差、前後差をつけていけるのもポイントです。
三角形を作るときにも正三角形にならないようにすることが大切です。
さまざまなグリーンが重なり合う、花器のくちもとと、のびのびとした主枝の見せ方がいい感じ。


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