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2007






3/21 花舞
花蘇芳、旭葉蘭

花舞は、名前の通り、ダンスを踊っているようにいけます。

花蘇芳は、自由にためられるので、イメージを頭の中で作り上げたらそのイメージに向かって思い切って枝を作り上げます。
今回の枝は、根元にコケのついたりっぱな枝だったので、根元をあまり切らなくてよいように長く高く使いました。

蘇芳の花の色は、「蘇芳色」と言って、その赤紫は平安時代から女性のあこがれの色だったそうです。


旭葉蘭は先端の白い模様が特徴なので、そこを見せるように少しもむようにして形作ります。
葉先は、パートナーである花蘇芳の先端を見ているといいそうですが、ほんとうに、見つめ合って踊っているようですね。
表と裏の両方が見えるようにいけると動きが出て素敵。

2つの花材がベターっとくっつかないように、触れ合うのは一点!
そんな繊細さが独特の緊張感を生み出しているような気がします。







3/14 瓶花傾斜型
木藤、乙女椿

木藤はためられないので枝を良く見て選ぶことがまず大切!
花が下がって咲くのが特徴です。
曲がっている枝、まっすぐの枝、花のつきかたなど、ほんとうに様々な特徴ある枝があるので、どの枝を選ぶかによって出来上がりがだいぶ違ってきます。

椿は葉もとても大切。花の周りの葉を落とさずに使わなければいけないそうです。
乙女椿は花芯が見えないのが特徴で、清楚な感じがとても可愛い椿でした。
椿はためられますから優しく自然にかたちづくります。
でもていねいに扱わないと花やつぼみがポトッと落ちてしまうので注意!です。
中間高と客枝にはつぼみでも良いのですが、中間枝のいちばん低い位置にいける椿は開花が理想。
椿は、花の少ない冬に咲くことと、つやつやとした葉も美しいことで昔から日本人に愛されている花ですね。
木藤も椿も初めていけるのですが、とても好きになりました。
研究会でまたいけられるのが嬉しいです。





3/7 観水型
金葉こでまり、紅つげ、菜の花

盛花の中では、観水形は好きなかたちです。
水を主役にいけるところがいいです。
観水形は、水際の陸(おか)を表現するので、左の陸側は、その左にずうっと陸が続くというイメージでいけます。

金葉こでまりは濡らしてゆっくりとならためられます。
でも気をつけないと「ポキ」!
このイヤな音を何度もたててしまいました(^_^;)

紅つげは、「つげのくし」などの材料になるあのつげです。
とっても堅い!
冬は霜で赤くなり、夏に向かって青くなっていくそうです。
赤い箇所と青い箇所があるときには、青いところは低くつかって、焼けている赤いところは高いところに使います。
枝をいけるというよりも、かたまりの感じで使います。

ここに菜の花が入って、早春の水辺の景観になりました。

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